「隠れた涙」に拍手ありがとうございました!
神南増えないかなぁ…東土増えないかなぁ……
そんなことを考えながら睦ちゃんと蓬生さんのお話考えてました。
毎日ぴくしぶで検索してますが増えません…自分の作品が多い……
自給自足うぇいっ
うだうだーとツイッターでぼそぼそネタで呟いてますが、人と話すこと大好きなので気になるお話があれば絡んでやってくださると嬉しいです~^^
ちあほう、ふえねぇかなぁ……
>ゆうやさん返信滞っててすみません><!
話は先にもいいましたが蓬生さんと睦ちゃんのお話です。
部活引退してからのお話。
「続き」からどうぞ。
東金さんと土岐さんを含む三年生が部を去り数ヶ月。
冬のかかりになった今日この頃。
肌寒くなった外界を窓越しに見ながら、空調の効いた廊下を歩く。
普段使用している大教室の部室ではなく、個室として与えられている部室の前で歩みを止めた。
ノックをしようとあげた手を寸でのところで止めて、再び腰の高さへと戻す。
東金さんと土岐さん……部長と副部長の代名詞に"元"がつくようになってからこの部室を利用する人間は俺しかいない。
以前のように二人が入り浸ることのなくなったソコに入室するのにノックをする必要はなく、癖と言うものはいつまで経っても抜けないものだなと考えながらドアノブを捻った。
誰も居ないはずの部室。
だというのに何故かいつもと変わらず冷えきったソコの、中央に置かれたソファーに被さった毛布がこんもりと膨れている。
「土岐さん……?」
夏場、我が物顔でベッドよろしく寝転んでいた人物の名を呼ぶ。
昼休み、空気の入れ替えのために窓を開けた教室の寒さから逃げ出してきたのだろうか。
それともその逆で人の体温と空調で淀んだ教室からだろうか。
毛布から出ている顔は同じように出された腕で覆われて表情を見ることはかなわない。
いつもであれば真っ先に冬になると引っ張り出されてくる炬燵にもぐりこんで離れない人なのに、今日は目もくれずソファーで眠っている点と冷え切った部室。
その二点がなんだか引っかかってソファーの傍まで近寄り、「失礼します」と断りの言葉を心の中で入れて首筋に手を添えた。
こんな寒い部屋に居れば冷えてしまっているだろうソコは予想に反して、いや予想通り熱を持っている。
普段より幾分かはやい脈が引っかかりを確信にかえた。
「……ん、ちあき…?」
首筋から手を離せばもぞりと布団の中に隠れている身体がもぞりと動き、顔を覆うように乗せられた腕が退けられる。
見えた顔色は薄暗い部屋でもわかるほど明らかに悪い。
「すみません。俺です」
「……あぁ、芹沢か」
ぼんやりとしていた瞳が次第にはっきりとし、存在が認識される。
ふぅ。と一度大きく息を吸い、吐き出して起き上がろうとする彼を制した。
「もう部活引退しとるから、あんまココにはこんようにしとってんけど……ちょお気分悪なってしもて、一人になれるんココしか浮かばんかったから……」
ごめんな。と、話すことも億劫なのだろう。
それでもきだるげにココに居る訳を話してくれた。
「東金さんを呼びましょうか?」
自分より幾分彼の体調への対処へ詳しいだろう東金さんの名を出して提案する。
昼休みだから校内には居るだろう。
けれど土岐さんは携帯を取り出した俺の手を取り、首を横に振る。
「大丈夫や。寝取ったらなおる」
「……わかりました」
しぶしぶ頷いて携帯をポケットの中に押し込む。
「お茶を煎れてきます。とりあえず、水分を取ってください。……どうせ何も口にされてないんでしょう」
「あはは、睦ちゃんにまでお見通しかいな」
「二年も傍にいればわかりますよ。それでは、準備ができたら起こしますのでそれまで寝ていてください」
起き上がろうとしたことによりずり落ちた毛布をかけなおし、その上に脱いだブレザーを重ねる。
おやすみなさいと一声かけて備え付けの簡易キッチンへと向かった。
・ちあほう
・新八木
・長八木
がメインになれたらいいな。
小説は基本「続き」の中に収納しています。
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